國學院大學ワンダーフォーゲル部 武尊小屋
國大ワンゲルの歴史に寄り添う憩いの場
山小屋は我々ワンダラーの長年の夢でした。 昭和47年、18期となる1年生が1名となり、国大ワンゲル存続の不安がOB・OG間に広まりました。この年、第8回アシの会が東京プリンスホテルで開催され、「現役応援のため山小屋をつくろう」と小屋建設に向けて機運が一気に高まりました。 |
早速、創部20周年記念事業として1期植木陽一、6期矢澤榮伍を中心に建設準備委員会が設置されました。候補地探しに難航する中、8期橋場修次から群馬県の川場村に利用可能な土地の情報が入りました。候補地は上州ホタカ・武尊山南面の標高1100mにある牧野組合の草刈場でした。早速現地を見ると、正面に雄大な赤城山を望む景勝地でした。約20万坪を「どこをどれだけ使っても良い」と素晴らしい条件にここを建設地と決定いたしました。早速資金集め、建設計画が立てられました。 |
募金集めの苦労や石油ショックによる中断の危機もありましたが、昭和49年8月1日6期中山真明神官により地鎮祭がとり行われ着工となりました。現役21名は夏合宿を「建設合宿」として関工務所の大工さん指導のもと建設に参加しました。 |
8月11日上棟式、9月15日無事竣工となり、川場村、牧野組合、関工務所など地元関係者、現役、OBで完成を祝いました。 |
600坪の借地に建坪29坪の木造平屋建てです。水は沢から約300mパイプをつなぎ沈砂漕をへて小屋へ配管しました。OB現役の手作りです。水質は問題ありません。 |
翌年、代表者2名で登記を完了し、56年ベランダの完成、58年にはあかぎ武尊岳が国体登山会場となり新設の高手山コース踏査を村の依頼で現役が実施しました。 |
60年、川場村の観光開発の一環として小屋上部に高手山キャンプ場、川場スキー場が計画され、狭いデコボコの林道が立派な舗装道路となり車での利用が一段と便利になりました。 |
建設当初より川場村の方々との交流を保ち、現在も良好な関係にあります。建設を依頼した関工務所の関清さんは長年川場村村長を務められました。建設当時川場村は村の将来像を「農業と観光」とし、観光開発の方向を模索していました。役場の関係者と我々との話し合いの機会があり、川場村の良さは素朴さにあります。清里のような観光開発は避けたいと意見を申し上げたところ、早速に、ネオン禁止、派手な看板の規制など条例の変更をしました。これが世田谷区との連携につながり村の発展に寄与しました。 |
この間、平成6年20周年、11年25周年、16年30周年、27年40周年の記念式典をOB/OG、現役に加え地元川場村の村長、牧野組合、営林署の関係者多数のご出席をいただき盛大に行いました。 |
電気は引かずランプ、ローソクで過ごしてきましたが、平成16年小屋開設30周年を機に電気工事を完了しました。18年冬の大雪で屋根の庇が損壊、火災保険の適用を得て無事修理いたしました。 |
武尊小屋の年間行事は4月末の小屋開き、6月の草刈、10月末の冬篭りを中心に維持管理をしています。現役の参加も近年盛んで夜は楽しい交流会となります。お風呂は麓にある川場村の天然温泉を利用しております。 |
武尊小屋は山小屋委員会、OB、現役の手入れが行き届き何時でも快適に利用できます。OB・OGの皆様のご利用をお待ちしています。 |
武尊小屋の思い出と四季の風景
武尊小屋、川場村周辺の写真を季節ごとに掲載しました。写真:中坪繁和(8期)
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懐かしいあの日
武尊小屋の春
武尊小屋の夏
武尊小屋の秋
武尊小屋の冬
住所
〒378-0101 群馬県利根郡川場村谷地3174 |
國学院大学ワンダーフォーゲル部 武尊小屋 |
小屋への小包の発送は、ゆうパック(郵便局)、ヤマト宅急便が利用可能です。 |
グーグルストリートビューで見る武尊小屋
所在地/案内地図
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